バックパッカーズ的ブログ
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九州自転車の旅:あとがき2
今回は6日間で532km。
前回の九州西側周りは7日間で499km。
1日少ない日数にも関わらず距離を稼いでいた。
それはやはり雨のせいだった。
正直あと1〜2日かけてのんびり進んでも良かったし、
前にも書いたのだが、
大分県に入ったら、湯布院から阿蘇を通り、
熊本へ入り、西周りの時に行きそびれた長崎に
フェリーで入り福岡に入る計画だった。
とは言えその計画も出発する前日くらいに思い付いた程度だったが…
通常雨の道路は滑りやすい上、視界も悪く、車道をトラック等の車と
並走するのは危険で、慎重になり速度が落ちるが、
天候が悪くとも日が長かったのがそれをカバーした。
のんびり寄り道三昧とはいかなかったが、
先のスケジュールの天気予報によりコースを変更し、
結果、下関にゴールを設定し直した。
僕の自転車の旅は、東京〜静岡県浜松、
それのリベンジで東京から京都、
京都から山口県下関、
鹿児島県佐多岬から福岡県博多、
鹿児島県鹿屋から下関、
と、断片的に東京より西側の点を線で結ぶ形となった。
これでお解りかと思うが、
僕は日本一周を年間約2回のペースで目指しているのだ。
何かこだわりを持って全国制覇をしている訳ではないので、
新しい県に入ったらこれをしなければ!とか、
ここに行かなければ!というのは無い。
ただ「出来るかな?」と言う単純な自問に自答する旅だ。
好きで旅をするのにプレッシャーは邪魔だし、
あの人はあの年齢でこれを成し遂げた!とか、
あの人はこの時間でこれだけ走った!とかは興味無い。
突発的に訪れる小さな出来事があれば良い。
欲しいのは、普段の生活で気付けない発見と刺激だ。
ゴールや目標、目的と言う線引きは走っているうちに見つかる。
(とは言え、なんとなくは決めている…)
なので、「今回はどこまで?ゴールは?」
と言う質問には答えられないのだ。
(だって失敗して行けなかったら、なんかカッコ悪い…)
よく振付作品を作る前に、
「どんな作品ですか?難しいですか?面白いですか?」
と聞く人がいるが…
それと同じ…俺が知りたいわい!
一人で自転車に乗って走っていると自由だ。
速度も休憩も距離も行き先も。
しかし、それは日本国内のルールの中での自由。
「俺は今一人知らない場所を走っている!俺は自由だ!
自由は素晴らしい!自由だぁああぁ!!!」
と、車道の左車線を慎重に走り、信号待ちをしながら、
心の中で叫ぶのであった。
おしまい
See You Again !!!
Ryuta
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