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フレデリック
(ちょっとかわった のねずみのはなし)
レオ=レオニ

牧場にそって石垣がある。
そこにはおしゃべり、のねずみ達が住んでいる。
けれど、おひゃくしょうさんが引越してしまい、
納屋やサイロは空っぽ…冬も近い…
小さなのねずみ達は、木の実やワラやとうもろこし
を一生懸命集め始めた。
ただ、フレデリックだけは、べつ。

「フレデリック、どうして君は働かないの?」
「こう見えたって働いているよ。」
とフレデリック。
「寒くて暗い冬のために、お日様の光を集めているんだ」

今度はまきばを
ジッと見ている…
「今度は何をしてるんだい?フレデリック」
「色を集めているのさ。
冬は灰色だからね。」

ある日、フレデリックは
半分寝ているみたいだった
「夢でも見ているのかい?フレデリック…」
みんなは少し腹を立ててたずねた。
「違うよ、ぼくは言葉を集めているんだ。
冬は長いから話の種も尽きてしまうもの。」

やがて…
冬が来て雪が降り始めた。
のねずみ達はかくれがにこもった。

かくれが
はじめのうちは、食べ物も沢山あった。
みんなぬくぬくと楽しかった。

けれど…
木の実や草の実、食べ物は減っていき、
ワラも無くなり、かくれがは凍えそう・・・
おしゃべりする気にもなれない。

その時、
みんなは思い出した
「君が集めた物はいったいどうなったんだい?
フレデリック?」
みんなはたずねた。
フレデリック「目をつむってごらん!」

「君たちにお日様を
与えよう!」
「ほら、感じるだろ?もえるような
金色のひかり・・・」
みんなはだんだん暖かくなってきた。
これ魔法かな!?

「色は?
フレデリック」
待ちきれなくなって、みんなはせがんだ。
「もう一度目をつむって!」
そしてフレデリックが、
青いアサガオや、黄色い麦の中の
赤いケシや、野いちごの緑の葉っぱの事を
話し出すと、
みんなは心の中にぬりえでもしたように
ハッキリと色んな色を見るのだった。

「じゃあ言葉は?
フレデリック!」
フレデリックは、「えへん!…」
せきばらいして、
舞台の上の俳優みたいにしゃべり始めた。
「…ゆうぐれに誰が空の明かりを消すの?
誰が月のスイッチを入れるの?
それは空に住んでる4匹の小さなのねずみ…」
終わると みんな拍手喝采。
「驚いたなあ!フレデリック・・・
君って詩人じゃないか!!!」

フレデリックは
赤くなって、
おじぎをした。
そして恥ずかしそうに、言った。
「そういうわけさ!」

(多少省略、脚色を
してお届けしました)
ぼくは、子供の頃この絵本を読み、
芸術家を志しました。
他の人(のねずみ)には無い力で、
回りを助けよう!あたためよう!喜ばせよう!と。
今自分の出来る事をしよう。
今すべき事をしよう。
無理する事も無く、慌てる事も無く、
昨日と、数日前と変わる事無く、
振り回されず、
いつもの通り。
ぼくは おどる。
そうぞうする。
Ryuta
(ちょっとかわった のねずみのはなし)
レオ=レオニ
牧場にそって石垣がある。
そこにはおしゃべり、のねずみ達が住んでいる。
けれど、おひゃくしょうさんが引越してしまい、
納屋やサイロは空っぽ…冬も近い…
小さなのねずみ達は、木の実やワラやとうもろこし
を一生懸命集め始めた。
ただ、フレデリックだけは、べつ。
「フレデリック、どうして君は働かないの?」
「こう見えたって働いているよ。」
とフレデリック。
「寒くて暗い冬のために、お日様の光を集めているんだ」
今度はまきばを
ジッと見ている…
「今度は何をしてるんだい?フレデリック」
「色を集めているのさ。
冬は灰色だからね。」
ある日、フレデリックは
半分寝ているみたいだった
「夢でも見ているのかい?フレデリック…」
みんなは少し腹を立ててたずねた。
「違うよ、ぼくは言葉を集めているんだ。
冬は長いから話の種も尽きてしまうもの。」
やがて…
冬が来て雪が降り始めた。
のねずみ達はかくれがにこもった。
かくれが
はじめのうちは、食べ物も沢山あった。
みんなぬくぬくと楽しかった。
けれど…
木の実や草の実、食べ物は減っていき、
ワラも無くなり、かくれがは凍えそう・・・
おしゃべりする気にもなれない。
その時、
みんなは思い出した
「君が集めた物はいったいどうなったんだい?
フレデリック?」
みんなはたずねた。
フレデリック「目をつむってごらん!」
「君たちにお日様を
与えよう!」
「ほら、感じるだろ?もえるような
金色のひかり・・・」
みんなはだんだん暖かくなってきた。
これ魔法かな!?
「色は?
フレデリック」
待ちきれなくなって、みんなはせがんだ。
「もう一度目をつむって!」
そしてフレデリックが、
青いアサガオや、黄色い麦の中の
赤いケシや、野いちごの緑の葉っぱの事を
話し出すと、
みんなは心の中にぬりえでもしたように
ハッキリと色んな色を見るのだった。
「じゃあ言葉は?
フレデリック!」
フレデリックは、「えへん!…」
せきばらいして、
舞台の上の俳優みたいにしゃべり始めた。
「…ゆうぐれに誰が空の明かりを消すの?
誰が月のスイッチを入れるの?
それは空に住んでる4匹の小さなのねずみ…」
終わると みんな拍手喝采。
「驚いたなあ!フレデリック・・・
君って詩人じゃないか!!!」
フレデリックは
赤くなって、
おじぎをした。
そして恥ずかしそうに、言った。
「そういうわけさ!」
(多少省略、脚色を
してお届けしました)
ぼくは、子供の頃この絵本を読み、
芸術家を志しました。
他の人(のねずみ)には無い力で、
回りを助けよう!あたためよう!喜ばせよう!と。
今自分の出来る事をしよう。
今すべき事をしよう。
無理する事も無く、慌てる事も無く、
昨日と、数日前と変わる事無く、
振り回されず、
いつもの通り。
ぼくは おどる。
そうぞうする。
Ryuta
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