2010/11/19 (Fri) 物質主義～そして心に火を灯す旅

悪魔のささやき

～そして心に火を灯す旅




エレファントカシマシ：ニューアルバム発売。
待ちに待った。
とは言えここ最近はコンスタントにシングルを
リリースしてくれてたので、有り難かった。
それでも、昇れる太陽から2年。
嬉しい！
シングルカットの曲はもちろんだが、
相変わらず名曲揃い。
スーパーバラードもあれば、
ツェッペリンばりのハードロックもありで、
“旅”はこれぞエレカシ日本のロックンロールだ。

今年の冬はこれで越せそうだ。

しかし、最近CDが売れないようだ。
今やネット販売が中心で、今時店で試聴して、
買って帰る人は激減しているそうだ。
渋谷の行きつけの大型CDストアは閉店となり、
ポイントはもう諦めて、何処でも買えればイイや…
って状態。

音楽を幅広く、沢山聴く僕にとっては、ネットでの試聴は
実は大変便利。
でも、なんだかデータだけを買うってのが、
イマイチ不安…
濡れ手に泡と言うか、バーチャルな物を購入しているみたいで…

でも、実際CDを買ったとしても、中身を別のファイルに入れて、
プラスティックのケースは捨てちゃうんだけどね。
それでも、自分のお金で買って手に持って帰り、
ワクワクしながらプレイヤーにかける、
確かに数回も読まないライナーノーツを手に聴く。
それが普通な喜びだと思うんだよね。

時代に取り残されそうな意見かもしれないが、
まだまだ物質主義。
全て効率良く事を済ませるのは苦手なのだ。

ツアーの際に何百枚ものCDとプレイヤーを持って行った僕は
早々とipodを買って、意外と早く効率化ははかっているが、
CDはいまだに買い続けている。

小学生の時、中学受験の試験の帰り、
あまり自信が無く…
でも、試験が終わったら、
母にマイケル・ジャクソンのレコードを買ってもらう約束をしていた。
念願のスリラーを買ってもらい、
コタツに入ってLPレコードを夢中で聴いた。
買ってもらった嬉しさと、
一つの区切りとしてもらったプレゼント。

そんな感覚をこれからの時代、
これからの子供達は同じ感覚で味わえるのだろうか？

Ryuta