2009/10/23 (Fri) 友達がいるのさ

東京中の電気を消して、
夜空を見上げてえな･･･
可愛がってる無様な魂、
さらしてみてえんだ…

有触れたメロディ、
抜けられぬセオリー、
かばんに詰込んで、
俺もまた出かけよう。
あいつらがいるから…
明日もまた出かけよう。
友達がいるのさ！
俺もまた出かけよう！
（友達がいるのさ / エレファントカシマシ＝風）












昨夜の話。
友達（女性）と遊びに出かけた。
彼女は「ご飯食べた後、オリオン座流星群を
観に行きましょう！」
と、素晴らしい提案をした。
１も２も無く同意し、出かけた。
近隣でなるべく明るくない場所と言えば、
多摩川くらいしか思い出せない。

自宅からバスタオルを2枚用意し、
おやつと上着を持って、
夜のピクニックだ。
2人は暗く人気の少ない河川敷に寝転び、
隣には多摩川が静かに流れている。
文字通り、川の字。

しかし、東京の空は甘くない（東京、神奈川の県境だが）
星は見えるが、やはり明るい・・・
流れ星は全く見えてこない。
その時、この歌が心に流れた。

「東京、電気全部消してくんねぇかな…」

大の大人が2人河川敷で寝転んで星を見上げている。
周りを見渡しても、そんな輩はいそうにない。
だけど、もし今東京中が停電になったら・・・
まずは、皆パニックになるだろう。
やがて慌てるのにも疲れて、外に出て
夜空を見上げるしかなくなるだろう…
首が疲れてきたら、バスタオルを地面に敷き、
寝転んで、星を見るに違いない。

全員とはいかないが、
そんな行動に出た人達は、
大地をベットに、天井は夜空。
照明は目に見えるわずかな星。

本物の贅沢を味わうと同時に、
己の小さく無様な魂をさらし、
自分の住んでいるこの地球に感謝する事だろう。

Ryuta